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Vol.1 アーユルヴェーダで健康に! 2006.12.4 update
 

ヨーガをしていると、自然に目にし耳にするもののひとつに、アーユルヴェーダがありますね。皆さんもご存知ですよね?すでに、「アーユルヴェーダとは?」を読んでいただけたかと思いますが、まだの方は、どうぞこちらをお読みになってください!
そうです、今から3000年ともいわれるはるか昔、インドの52人の聖者たちが、ヒマラヤの山麓で暮らしながら、病を克服するにはどうすればいいか、を話あいました。そして、インド各地に伝わる伝統的な治療法や薬学、そして生活習慣などをまとめ、体系化していったもの、それが現代まで脈々と繋がるアーユルヴェーダの起源なのです。 この「暮らしの中にアーユルヴェーダを」のページでは、古代からの智慧を私たちの生活に自然に取り入れ、心身ともに健康に暮らしていく為のヒントを毎月ご紹介していこうと思っています!

■体質
さて、まず始めにアーユルヴェーダのカギとなる、3つのエネルギーについて少しお話したいと思います。 アーユルヴェーダでは、この宇宙は5つの元素<五元素>でなりたっている、と考えられています。
その五元素とは<空> <風> <火> <水> <地>。
そして私たち人間もまた、この五元素の組み合わせからなる 「生命エネルギー」で成り立っていると考えられます。
この生命エネルギーのことを「ド−シャ」といいます。
ドーシャには3つの種類があります。
・ 空と風のエネルギーをもつ <VATA -ヴァータ->
・ 火と水のエネルギーをもつ <PITTA -ピッタ->
・ 水と地のエネルギーをもつ <KAPHA -カパ->

誰もがこの3つのドーシャを体内に持っています。けれども、それらはみな同じバランスで存在しているわけではありません。また、3つのドーシャがバランスよく3等分に存在するのが理想とはいえ、そんなこともめったにありません。人によっては、ヴァータが特に強く働いていたり、ピッタとカパが同じくらい強かったり、そのバランスは千差万別。その差こそが、私たち個人の「体質」であり、みんなが違う「個性」なのです。 そしてこのバランスが決まるのは、なんと・・・ 受精の瞬間!そして一生変わることはありません!まさに親から受け継いだ「生まれつきの体質」なのです。

アーユルヴェーダでいう体質とは大きく分けて7タイプがあります。
(1) ヴァータ体質
(2) ピッタ体質
(3) カパ体質
(4) ヴァータ・ピッタ体質
(5) ピッタ・カパ体質
(6) ヴァータ・カパ体質
(7) ヴァータ・ピッタ・カパ体質

これは、その人の体内でどのドーシャがもっとも優勢か、で決まってきます。(1)から(3)のように、3つの基本ドーシャの中で、どれかひとつが優勢というパターンはまれで、ほとんどの人は(4)から(6)のように2つのドーシャが優勢な複合体質です。また、これもまれですが、3つのドーシャがほぼ均等な(7)のような人もいます。しかしもっと厳密にいえば、3つのドーシャの"バランス"で体質が決まるわけですから、その種類は無数にあるといってもいいでしょう。 そして、私たちの体質を決めている優勢なドーシャが、実は一番バランスを崩しやすいドーシャといえるのです。

■体調
アーユルヴェーダではこの「体質」をとても大切にします。なぜなら、健康な状態とは、この生まれ持った本来のドーシャバランスが保たれている状態をいうからです。 しかし、ドーシャというのは、とてもデリケートなもの。 季節や年齢、環境、もっといえば、1日の中で、朝昼夜と刻一刻と変化しています。 このドーシャのアンバランスな状態が私たちの心身に与える影響は計り知れません。
ドーシャがアンバランスになることを、゛ドーシャが乱れる″といいます。一般的に、乱れる=増大する、ということ。(原則的に減ることはあまりありません) 日々の生活の中には、ドーシャを乱す原因になるものがいっぱい!仕事のストレスや、睡眠不足、食生活でも大きく変わります。私たちは、つい自分の身体がいつも同じ状態だと思いがちです。例えば、体温ひとつとっても、朝は低く、午後から夕方にかけて高くなっていきます。 ということは、朝の37℃と夕方の37℃では意味が違いますね。同じように血圧も変化しています。また、おもしろい変化のひとつに、記憶があります。短期記憶といって、物事を覚えこむ能力は、午前中が最も高く、記憶を思い出す長期記憶は午後のほうがよくなるそうです。 実はこういった変化もまた、ドーシャのバランスなのです。
また最近よく耳にする「不定愁訴」という言葉。 お医者様に見てもらって検査を受けても特に悪いところはない。 けれども、毎日がだるい、疲れがとれない、なんとなく身体が火照る(微熱がつづく)などなど。 肩こりや腰痛もそうですね。女性の生理不順やPMS、更年期障害などもそう。 こういった、心身の不調はアーユルヴェーダ的には、ドーシャのバランスが乱れていると考えるのです。

■万病のもと!?
ドーシャが乱れると、体調を崩す。これはどういうことなのでしょうか? ここでもうひとつのキーワード「アーマ」についてお話します。
アーマの「マ」は熟したという意味。アは否定語なので、「未熟」あるいは「未消化物」という意味になります。このアーマこそが不調の元凶! ドーシャが乱れたときに発生し、体内に老廃物として蓄積していくものなのです。 アーマは、心と体の両方に溜まります。 体の中でも特に弱い部分に溜まりやすいため、もともと肩や腰が弱い人なら、肩こりや腰痛などの不調として現れてきます。
また粘着性が高いため、体内のいろいろなところにくっついて、消化管や血管、リンパ管などを詰まらせ、体内循環を滞らせることも。そうなると、ドーシャのバランスは更に乱れて、アーマを発生させ・・・という悪循環に陥ってしまいます。 このように体に溜まるアーマをボディリ・アーマと呼びます。 また心に溜まるアーマは、メンタル・アーマと呼ばれ、日々のイライラや、鬱々とした感情、偏った思考や、トラウマ、執着心など・・・が心にアーマを溜める原因となります。 病は気から、というように、心のアーマは、万病の元となります。 しかし、ドーシャの乱れにも段階があります。 アーマが発生し蓄積していくには、それなりの時間がかかるということです。ですから、自分の体質を知り、乱しやすいドーシャを知り、その調え方を知っていれば、病気を未然に防ぐこと=未病の段階で食い止めることができるようになるのです!この調え方を教えてくれるのがアーユルヴェーダです。 インドの聖人たちの経験と智慧を結集し数千年も継承してきた素晴らしいノウハウを私たちも生活の中にいかしていきましょう!

次回からは1日の過ごし方や不調の調え方を具体的にお話していきます。まずはこのページで今日の体調をチェックしてみましょう。そして乱れているドーシャの調え方をご覧になってくださいね!おすすめのレシピも紹介しています。 それでは、また来月!

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